釧路市動物園
釧路市動物園は、ゆっくり落ち着いて動物を見て周ることができます。
正門から入場すると、すぐ中央広場が見えてきます。中央広場には、アミメキリンのコハネとスカイ、フンボルトペンギンやホッキョクグマなどがいます。コハネの目の下にはとてもキュートなハート型の模様があります。ホッキョクグマのミルクはとても元気がよく、頻繁に遊んでいる姿を見ることができます。
次はオタリアやゼニガタアザラシ、アメリカビーバー、カナダカワウソのいるエリアです。足を運んだ際には、きっと優雅な泳ぎや愛らしい仕種を見せてくれることでしょう。
次はライオンやアムールトラのココアがいる猛獣舎、ニホンザルのいるサル山、オオタカやハヤブサなどがいる猛禽舎です。猛獣舎では、百獣の王の風格漂うライオンの雄々しい姿やすっかり大きくなったココアの元気いっぱいな様子を見ることができます。サル山では、サルの赤ちゃんが一生懸命お母さんの後を追いかける健気な様子やが見られます。猛禽舎では、オオタカやハヤブサのその鋭い眼差しに心を射抜かれます。
西門から入場すると、また違った動物たちを見ることができます。西門から入ってすぐに子ども動物園が見えます。ここでは、ウサギやモルモット、ヤギ、メンヨウと触れ合うことができます。ウサギやモルモットを抱き上げ、ヤギやメンヨウを撫でることで癒しのひと時を味わうことができるでしょう。更に近くにはアルパカもいます。その何とも言えぬ愛らしさを見て楽しむことができます。意外とお茶目な一面を見ることができるかもしれません。
次はレッサーパンダとアフリカタテガミヤマアラシがいるエリア、マガモやオシドリなどがいるフライングゲージ、オランウータンやチンパンジー、シロテテナガザルのいる類人猿舎です。レッサーパンダはとても活動的で、いないと思ったら実は木に登っているということがあります。類人猿舎は、檻の内側での生活も見ることが可能です。中でもシロテテナガザルはとても活発に動き、元気な鳴き声を上げて運動をしていました。
動物園の一番奥には、北海道ゾーンがあります。そこでは、エゾリスやエゾモモンガが元気に活動している様子や、タンチョウの生態、オジロワシやオオワシなどの雄々しい姿を見ることができます。また、湿原の中を通る全長450mの木道散策路を抜けた先にあるハクチョウ池では、時期によりますがハクチョウの観察ができます。さらに、エゾヒグマ舎では上から覗くだけではなく階段を下りてすぐ右手にある観察窓から間近でエゾヒグマを見ることができます。そのすぐ近くにはエゾクロテンがおり、覗き窓からそっと見てみるとつぶらな瞳と目が合うことでしょう。エゾヒグマ舎の先にはワシミミズクやエゾフクロウなど多くのフクロウがいるふくろうの森があり、そこではアーチ状になっている檻のすぐ下を通ることができるので真下からフクロウの生態が観察できます。
今紹介した以外にも、釧路動物園には愉快な動物がたくさんいます。また、さまざまなイベントが開催されたり、夜になるとまた違った動物たちの姿を見ることができたりと、多くの魅力を秘めた素晴らしい動物園です。ぜひ一度、ゆるりと釧路動物園を見て周ってみてはいかがでしょうか。